ダブルクロスオンリーコン・本番

またも土日を使ってTRPGをプレイしてきました。
土曜日は海鴎さんのお誘いで、以前STARSで遊んでいただいた鉄鎖さんとそのお友達の方々とカジュアルセッションのブレカナ
日曜日はついに、ダブルクロスオンリーコンの本番でした。

とりあえず時系列順に……
土曜日のブレカナは海鴎さんと鉄鎖さん以外、初対面な方々。
どうやら海鴎さんと私、それと他の方々でくっきりと世代が分かれるご様子。
おかげでやけに若者扱いされました(笑)。
セッションの内容は黄金の杯を使って儀式を行おうとするオークをなんとかしようというとてもシンプルなもの。
しかし………「七人の侍だと思ったらジャンプスーパースターズだった」何を言ってるかわからねぇと思うが(以下略)
シナリオが大爆笑だったのもさることながら、(我々が若者と呼ばれるだけあって、失礼かもしれませんが)古強者という言葉が似合うほどに、プレイヤーがみんな上手いなぁと感心するセッションでした。
TRPGを一緒に遊んで楽しいかどうかは人格や趣味が合うかどうかの問題で経験が多いか少ないかなんてのは関係ない、というのもわかっているのですが、やっぱり経験値が高いだけあって上手いな……と思わされることも多いわけで。
感心させられたセッションでした。

そして日曜日、前々から準備をしてきたダブルクロスオンリーコンの本番です。
来て頂けた参加者は54名……予約60人+予約キャンセル待ち10人+当日キャンセル待ち数人という事だったので、ちゃんと事前にキャンセルを通知していただけた方も含めて16人+α、20人前後がキャンセルということに。
やっぱり、2ヶ月も前に予定を確定できない人は多いですよねぇ……。
卓分けを覗いていて自分の卓の第一希望が一人しかいなかった事に軽く凹みつつ、無事にセッションしてきました。
しかし、諸々の帳尻合わせの結果とはいえ、4人中3人スタッフというのはさすがにどうなんだろう。
第2〜の要望は結構多かったのになぁ。
それはそれとして、もう一卓あった陽炎の戦場も第一希望の人数は少なかったっぽく、どうやら陽炎の戦場というステージ自体が(ダブルクロス自体を目的として集まったグループには)あまり人気が無いらしく、エンドラインなんかが特に人気があったのかな?
それ以外はやっぱりマスターのプレゼン能力次第で、集まるべきところに集まったって感じっぽい。

運営に関しては言いたいことは色々あるものの、それはそれとしてセッションの内容を。
結果としては普通に終わったなぁって感じ。
しかし、何度やっても「酷いシナリオだなぁ」って思う。
シナリオの展開上、GMとして一番想定しているルートに進むと、プリプレイの時点でPCに与えられるモチベーションが全てばっさりと捨てられてしまう。
「損得勘定もご立派な大義もかなぐり捨てて、自分の正義を貫き徹せ!」というのがテーマである部分があるので、自分の正義=自分のモチベーションを自分でセッティングできないとすっきりしない展開にしかならない。
そういう意味でとてもPL様方に助けられました。

とりあえず次にコンベでGMをやる予定は3/4のTGR。
とはいえ原稿の締め切りは結構早いわけで……原稿の締め切りまでにテストプレイとかが間に合わなければもう一度このシナリオを使うことになりそうな予感。
TGRにお越しの予定の皆様、GM紹介で「陽炎の戦場」などと言い出したら多分このシナリオなのでうちの卓を希望するならご覚悟を(ぁ)

オンリーコンとやみよコン

土日で二回のダブルクロスをプレイしてきました。
土曜日はダブルクロスオンリーコンで一緒にGMをさせていただくた介くんのテストプレイのPL。
日曜日はここのところ欠かさず参加させていただいているやみよコンでGM
毎週セッションしてると週一は更新できてよいですね。

土曜日の方は来週のダブルクロスオンリーコンを楽しみにしていただくとして、自分的にはやりすぎた感の残る反省の残るPLでした。……こういうところで罪悪感を感じてしまうから、ファンタジスタにはなれないのだろうなと思ったり。
アレくらいは普通だとか、面白かったとか言ってもらえたので幸いだったのですが。
反省はしながらも、やっぱり負けプレイは面白いなぁとしみじみ。

日曜日はやみよコンで、以前TGRでプレイさせていただいた「孤独の竪琴」を再度プレイ。
オープニングでシナリオロイスを全スルーされるハプニングに軽く凹みながらなんとか時間内に……終わらなくて10分ほど延長。
エンディングフェイズの最後の一人のシーンだけ閉会式後になりました。
TGRでプレイした時は同じプレイ時間で40分も余ったのになぁ……不思議だ。
このシナリオは機会があればもう一度くらい回したいなぁと思うので詳細は割愛。
端的に言うとPC1が未覚醒の状態から始まり、UGチルドレンやエージェント、学校の教師などに導かれて戦いに身を投じていくお話です。

さて、来週はいよいよダブルクロスオンリーコンです。
本番二ヶ月前に予約満了してしまい、急いで予約したものの予定が入ってしまったという人も多いと思われます。
当日のキャンセル待ちも多いのではないかと思いますのでふるってご参加ください。
……これでキャンセル無しで満員はさすがに奇跡だよなぁ。

新年第一回定例会

14日、年が明けてから初めての定例会でGMをしてきました。
サークルメンバーが二人しか捕まらず、急遽海鴎さんをゲストに加えてのプレイに。
ブレカナ3rdでGMをしてきました。

ルールミスとか鎖の配り忘れとか奇跡のタイミングとか共振や悪徳の処理とか色々ミスしまくり、仲間内プレイなので勘弁してくださいって感じでしたがまだまだコンベに持っていけるほどルールは把握してないらしき。
でも、いずれはコンベでもできるようになりたいなぁ。
やっぱりコンベでは身内でプレイする以上にルールを把握して、公平な裁定を行える自信がないとプレイできない(と自分は思っている)ので、ダブルクロスナイトウィザードくらいしか自信を持って提供できないのですよ。
さすがにマンネリ過ぎるので、そろそろ他のものも出来るようになりたい……。

というわけで今回のブレカナ
1040年、世界を二分する戦争が終結した事で勝者と敗者がはっきりとした時代。
その戦争の後始末と言うように、捕虜として集められる敗戦国の支配階級の人々。
そして閉じ込められた城の中で繰り広げられる狂乱の宴――。

という、ちょっとイレギュラーな時代背景。
実際のルールでは1040年の戦争は既に過去のこととなった1060〜1070年の動乱の時代でプレイすることが推奨されているんですが、あえて「一応の落ち着きを取り戻した時代」「敗者がはっきりしている時代」という世界観でプレイしたかったので1041年という設定に。

PC1は敗戦の将であり、仕えるべき主君を人質に取られて屈従を強いられる。
PC2は捕虜として捕らえられ、被害者代表っぽく。
PC3は一人、戦争で勝ち組に回って支配する側に立とうとする傭兵。
PC4がこのシナリオの元凶になったマジックアイテムの製作者の弟子……という事だったのですが、PLが3人しかいなかったのでPC2の祖国が錬金術師の王国と言うことにして兼任する事に。

結果生まれたのが、PC1過去コロナ、PC2現在コロナ、PC3未来コロナと言う三人のコロナ。
コロナは一人で十分と思ってPC1を騎士にしたので、まさかこんな事になるなんて思いませんでした。
過去は貴族として騎士号を受けた者、現在王女として気高く振舞う者、未来に成り上がり王になろうとする者とそれぞれにコロナである理由があり、とても格好いい。

個人的に、ブレカナにはとても人間臭くエログロい、まだ使徒とかが表舞台に出てきていない頃のベルセルクのようなシナリオが似合ってると思っています。
なので、このシナリオではそこら辺を意識してちょっとエロくグロく……と思った結果、コンベなどに持っていったら確実に怒られそうな代物に。
……こんなシナリオ、遊びたいと思う人はいるかな?(ぉ)
でも、エログロいブレカナはいいなぁ、とやっぱり思う。

セッションログ@正月編

サクサク休止が続いております。
なんだか書く事がないと言うか、今までのようなTRPG論とかそういう感じで書く必要を感じなくなってきて、言葉に表せないような精神論、感情論的な問題にばかり直面していると言うのが最近の実情なので今までの形式で書いていくには限界を感じてきました。
………いや、今までもそんなに大した事を書いてたわけではないんですけどね。

だからと言ってせっかく書き溜めたものを消してしまうのももったいなく思うし、更新もしないのにサイトを残しておくのもどうかなーと思うのでちょっと大々的に色々変更していこうかと思います。
まず、この時点で既にお気づきの人はいらっしゃるでしょうが、ここで名乗っている名前をyatukazeから綾瀬に変更します。
コンベンションなどに参加する時は常に綾瀬と名乗っていて、ブログで違う名前を名乗っていたのはまぁ、ネットの世界だとどこかで名前がかぶりそうだな、と思っていたからなんですが……コンベンション参加頻度が増えてきて、オフの時と違う名前でセッションのレポートなどを書くのは陰口のように思えるので、綾瀬に統一しようと思い立ちました。
mixiなんかでもこちらの名前ですしね。

そしてもう一つ、ここでは自分の覚書としてセッションレポートを中心に書いていくことにしようと思います。
実は去年も年間50RPGを目指そうと、折り返し地点もとうに過ぎたところで思い立って、いざそれまでのセッション回数を数えようとして思い出せずに散々苦労したので……。
とりあえず思い出せた中では50回は越えていたので目標達成だったのですが。
去年はなんだかんだでいいペースだったし、今年も50セッションを目標にするのが良いかな、と思っております。

そんなこんなで復帰?第一回は年が明けてから一週間の動乱です。
なんと、年が明けてから一週間で5セッションもしました!!
………といっても、実際にセッションを行ったのは二日間だけなのですが。

まずは4日。神大ルーデンスの皆様と我がサークル期待の新人、Kei10くんでブレカナ3rdをやってまいりました。
と言うてもシナリオは2nd時代の公式シナリオを敵データだけコンバートしたものだったのですが。
「ザムエルという人物がどんなにいいキャラかを知らしめたい」
というGM様の宣言通り、敵役NPCのザムエルさんが大暴れして一同大爆笑。
特に二話目は反則だろう、おいって感じでした。
この日一日だけで3セッション……さすがに時間が押していて、二話目では相当反則チックなショートカットを許容することに。
奇跡って本当に奇跡的で凄いなぁ……ある意味事故ではあるけど、実際にプレイする時にはそれをどう対処するか考えながらシナリオを組まなくちゃいけないと思うと、大変かも。

そして6日。メンバーはやはりルーデンスの皆様と、Kei10くん。今度はN◎VA-Dの二本立て。
やっぱり公式シナリオからだったのですが、セッション開始前に勘違いからネタバレ発言勃発。
クロニクルは危険だ……。公式シナリオをプレイする予定のある人はアレを読んじゃいけません。
とはいえ実にN◎VAらしく、ハードボイルドに格好付けたプレイが出来て満足でした。
一本目に微妙に時間をかけすぎた?所為か、ブレカナを三本やった時と終了時間がほぼ同じ……とはいえ、久々に思う存分ロールプレイしたなーって感じで気持ちのいいプレイでした。

こうしてやってみると、鈴吹社長のゲームはとても自分好みだなーって感じ。
やればやるほど、更にやりたくなる。

TGR.CON参加レポ

さくっと一ヶ月以上お休みしてみました。
………まあ、色々あったのですよ。
とりあえず復帰…するかまたサボるかの約束は出来ないのですが、先日TGR.CONで念願のGM参加をさせていただいたのでその時のレポートなんかを書いてみようかと。

今までもコンベンションでGMをしたことは何度もありましたが、大抵は当日にGM募集してその場で卓を決めるようなフリーコンベンションばかりだったので、事前に申し込んで原稿を用意したり、GMミーティングとか打ち合わせをして参加するのも初めての経験です。
当日に一般参加者より早く集まって会場の設営を手伝ったりするのは、イベントスタッフっぽくていいなぁ、とお祭り好きの血が騒ぐ楽しい経験でした。

事前にしっかり準備していたと言うこともあるのか、GM紹介の上手さが他のコンベンションと比べても凄いな、と思いました。
実は、私は自分のGM紹介には結構自信がありました。
元々人気の高いシステムで持っていくことが多いというのもあるんですが、今まで第一希望で来てくれる人が募集人数より少なかったことは一度だけで、それ以外は毎回、募集定員の倍近く(時には三倍も)来てくれていたから、自分はそこそこできるんだという気になっていたのですね。
しかし、今回は他のGM様たちの紹介を聞いていて不安になりました。うわぁ、負けたなぁって。
比較的FEARゲーが多い日だったし、同じシステムを持ってきている人もいた。これでうちの卓に来てくれる人いるのかなぁって。
そんな心配を余所に、全員第一希望で立卓。皆様本当にありがとうございました。(深々)

シナリオに関しては、多分他のコンベで同じシナリオを回すこともあるかと思うので省くのですが……モチベーション高く参加してくださったPLさん達のおかげで、盛り上がって終えることが出来ました。
個人的にツボだったのは、最初に「教師枠」を取っておいて「破壊の子が使いたいので10歳の教師で」とか言い出しながら、試行錯誤の結果何千年生きていたかわからない人外教師になってしまったPC4様。
PC作成の変遷が妙にGMのツボに……。

さて、実はブログをサボっていた一ヶ月……どころじゃなく、九月から三ヶ月ほどなんですが、阿呆みたいにあっちこっちのコンベンションに参加してまいりました。
数えてみたら、9月3日のTOS-CONから数えて先日のTGRで丁度10回目……合間にカジュアルセッションも挟んでいた事を考えるととんでもない数だ、とか思いつつ。
色々なコンベに参加してみた結果、ちょっと思ったこと。
それは卓分けの方式について。

自分の見た限りだと、大まかに分けて二種類。
「卓希望用紙に3〜5くらいの希望を書き、それをスタッフなりGMが回収して振り分ける」方式と「合図と同時に希望する卓まで行き、その場で抽選を行ってあぶれたら次の卓へ、と繰り返す」方式。
前者はTGRやSTARS、NEXTなど。後者はクリファンやSAIL、VAでもそうだったかな?
個人的には前者の方式のほうが好きです。好みの卓に入れる確率が圧倒的に高いので。
後者の方法だと、第一希望にあぶれた時に第二、第三希望の卓も全部埋まってしまっていて、次にどこに行くべきかわからなくなってしまう場合があるのですよね。
と言うか、クリファンの時はまさにそんな感じで、もともと意識していなかった卓ばかりが残っていたのでどこの卓で何のシステムをやっていたかすらとっさに把握できなかったり……。
結局は知り合いのマスターの卓がまだ空いていたので、そこに滑り込みましたが。
ただし、希望用紙方式の場合は、一般参加者は待っているだけなので楽かもしれないけれど、スタッフの負担が大きいのですよね。
逆に、それに慣れてしまっているから移動式が一般参加者に面倒なんじゃないかと言う気もするのですが。
スタッフに労力が傾く分、希望用紙式の方がスタッフが頑張ってるなーって気がして好感が持てる、なんていうのは私個人の偏見なので真に受けないでほしいところ。
てか、クリファンさんの規模で希望用紙式にしたら卓分けだけで何時間もかかってしまいそう……140人近い参加者を30以上の卓に振り分けるんですものね。
かけられる時間と労力は相談しないといけません。

なんだか色々な話題が混ざってしまいましたが、今日はこの辺で。

ダブルクロスオンリーコン

主催者様から宣伝の許可をいただいたので張り切って宣伝してみます。

来年の話をすると鬼が笑うと言いますが、

2007年1月28日(日)

ダブルクロスオンリーコンが行われます。

会場は大田区産業プラザPio6階D会議室。

そこで、GMをさせていただくことになりました。
お声をかけてくださった脇田様に感謝。

まだ開催まで時間があるのでどんなシナリオをやるかとかは全然決まってないわけですが、アウトランドも出たことだし、どこかしらのステージを使ったシナリオをやりたいなーと思ってます。
といっても、基本的にシナリオはセッション予定日の前日とかに作ってる人間なのでぎりぎりになって心の中のマイブームに火がついたら突然別の事やるかも……。

しかし、GMをした事のあるコンベが当日の朝にGM募集をかけるようなフリーコンベンションばかりだったので、こういった主催側がGMを用意するコンベンションに呼ばれるのは初めて……いや、誰かに呼んでもらえるような有名人ではないわけですが。
やっぱり、事前にテストプレイをしたりとか、しっかりと準備しないといけないよなーとかちょっと緊張していたり。
こんな私に声をかけてくださった脇田様の期待を裏切らないように、精一杯楽しもうと期待して来てくださっている参加者の皆さんに楽しい時間を提供できるように、頑張りたいと思います!
これを期に、個人サークルの中で縮こまってないで色々なサークルの人とお近づきになりたいなーなどと邪念を燃やしつつ(笑)。

ダブルクロスサプリメント―アウトランド―

身の回りで評価を気にしてる人が多いのでかるーく書いてみようかと。
秋葉原YSに行ったら明日入荷になってて、2chで神保町ならあるという証言があったので行ってみたら、延々立ち読みされてるのが最後の一冊で、読み終わるのを待つのもアレだし読み終わったのを買っても汚れてるしでイライラしながら店員のお姉ちゃんを問屋まで走らせた悪い客です。
本当にご迷惑をおかけしました(平謝り)

まあ、それはそれとして、基本的には今回のサプリメントは新しいステージと既存ステージの追加パーソナリティーだけです。
アルターラインではバロールがあったし、何か追加されてないかなーと思ったのに残念。
まあ、各ステージのデータは割りと充実してるし及第点…とは言っても、力が入ってるステージと手抜きっぽいステージの落差が激しいなぁって印象が強いのが残念。
ただ、各ステージに5〜6行のステージルールという遊び方のポイントがまとめられているのが、構成としてはよく出来てるなーって感じです。

では、各ステージに関する簡単な説明と超個人的な評価を書き連ねてみます。
これを読んで燃えた、あるいは萌えた人は明日、アウトランドを買いに走りましょう(笑)。

1、陽炎の戦場
架空の小国の内乱から発展した独立戦争。劣勢かと思われた公国側はオーヴァードによる特殊部隊を投入することで戦況を膠着状態にまで巻き返す。
しかし、待っていたのは利権を貪ろうとする多国籍企業が裏で糸を引く、泥沼の持久戦だった……
まあ、そんな感じでミリタリーアクションを行うことが出来るステージです。
私にとっては今回のサプリの本命。
戦場にありながらその存在を秘匿、否定される特殊部隊の一員となって自国の為に戦う……私のお気に入りの漫画、パンプキンシザーズの“インヴィジヴル・ナイン”を再現できる!!というのがメイン目的。
エリア88とか色々言われてますが、ぶっちゃけ知らないので。
対人地雷やトーチカがエネミーとして用意されてるのもいい感じ。

2、ウィアードエイジ
著:田中天のリプレイ“東邦の快男児”でおなじみ、第二次世界大戦前夜を舞台に行われる活劇モノ。
“敵は主にナチス”と断言されている辺りがこのステージのはっちゃけっぷりを加速してますが、しかし、このステージの一番の特色は「あらゆるオカルトが認められていた時代」であること。
レネゲイドの力が科学の結晶であったり、魔術だったり、魔族の血脈だったり……この“なんでもあり感”、B級映画っぽさたまりません。
ジョジョとかヘルシングに出てくる嘘ナチが好きだったら迷わずオススメする逸品です。
このステージに関する詳しい事が知りたければ東邦の快男児を読みましょう。むしろ読め。

3、The Two Faces of Tommorow
今からそう遠くない未来…人類はその生活範囲を宇宙にまで広げていた。
しかし、襲い来る謎の宇宙生物“イーター”……人類を脅かす敵に対抗できるのはオーヴァードだけだった!!
とまぁ、そんな感じなのですが…個人的には、これはあんまり評価高くないです。
まず、敵が人類とコミュニケーションが不可能であると定義されてしまっている点。
ラスボス戦で敵との会話が成り立たないとか、ちょっと興ざめですよね…意味不明な不定形生物相手にロイスを取るのもあんまり頻繁に使える手段ではないし、個体への執着ではなくイーターという種族全体に対する感情しか持てないんじゃないかな?
もう一つは、オーヴァードや外的の存在が一般人に秘匿されているなど、体制としては現代とあまり変わっていない点。
ワークスにアンドロイドが入ってたりするのは美味しいけれど、いまいちだなーって感じです。
どうせなら、敵はいつの間にか市民と入れ替わっている!みたいな、古きよきSFホラー展開も出来るようにしてくれれば良かったのに。
パーソナリティーに某リプレイの某氏が載ってるのはかなり笑いましたが。

4、アキハバラ
まあ、アキハバラエンタ祭りのイベントで発売されたLiveBoxからの再録なので、ネタと冗談の塊です。
喫茶ゆにばーさるに行くとリプレイ登場の豪華メンバーに会えます。以上。

5、マスクドヒーローズ
オーヴァードの存在は明らかにはなっていない……しかし、超人的な力を操るヒーローのことは誰もが知っている。
と、魔街とは別の意味で“力を隠す必要のない世界”です。この世界にはワーディングはないらしい。
ワーディングの変わりにヒーローコスチュームを取得でき、マイナーアクションでコスチュームを装備(変身)出来るというのが、らしくていい。
変身する時はもちろん、決め台詞を用意してもらいたいところです…などというとプレイヤーを選びそうですが。
仮面ライダーから戦隊モノ、宇宙刑事まで幅広く選択可能。これに燃えなかったら男の子じゃない!!

6、エンドライン
長瀬明のクーデターが成功し、FHが世界の覇権を握った世界。
オーヴァードは人類の未来を示す存在であり、支配階級。非オーヴァードは支配される立場となった。
FHによる選民に怯えながら暮らす人々…微かな抵抗運動を行う人々の力となるため、UGNの意思を継いだ者たちは立ち上がる!!
………パラレルとしてこれ以上ないほど王道で、燃えます。
ただ、びみょーに、UGN側として活動する場合「どのような結果を与えたら満足の得られるハッピーエンドになるか」というのがなかなか見えにくく、扱いづらいかもしれません。
「こんなに頑張って世界を変えようとしても、まだまだ何も変わらない…」そんなエンディングは、微妙に達成感が得にくいんじゃないですかねぇ。
ともあれ、普段のダブルクロスに飽きてきた人にはいいアクセントだと思います。

7、カオスガーデン
アニマル帝国の動物となって、人間達の侵略に抗え!なステージ。
動物しか存在しない絶海の孤島で、襲い来る人間達から自分たちの住処を守ったり、種族間の争いをおさめたりするのが目的になるようです。
んー……一発ネタにはいいけど、続けて遊ぶ気が起きません。
むしろ、犬とか猫というワークスが完全に定義されたので、そんなワークスを持ったPCが普通の現代ステージに進出してくる方が面白そう。


追加されたステージは以上です。
個人的には陽炎の戦場、ウィアードエイジ、マスクドヒーローズ、エンドラインの四つはやってみたいところ。
7個中4つが興味を持てる内容というのは十分に高評価かと。
購入を検討されている人たちの後押しが出来たなら幸い。
今回追加された通常ステージのパーソナリティーに妙にツボなキャラがいたりしたのは、まあ、別の話。