TOS-CONレポ

前回参加したとき、内容があんまりにもあんまりでもう参加しないと思っていたTOS-CONですが、ルーデンスの後輩(決して自分の直接の後輩ではないが)がコンベGMデビューの晴れ舞台と言う事で急遽参加。
やっぱりあんまりにもあんまりなトラブルがあってげんなりしたけれど、前回酷すぎたGM紹介は多少改善されてたっぽい。
それでも褒められたもんじゃなかったけど。

とはいえ、参加したカオスフレアは実に楽しめました。
カオスフレアに触れたのはこれでたったの二度目、しかも前回はセッション自体が事故みたいなものだったので(酷い言い草だが)、初めてカオスフレアの良い部分を存分に楽しんだ気がします。

実のところ、プレイをしたことが無かった時……基本的にリプレイを読んだだけだった時は、カオスフレアと言うゲームは「嫌いなゲーム」でした。
それは主に「フォーリナー」の存在の所為。
三千世界と言う無茶苦茶な世界のごった煮が出来ることがウリのシステムであるはずなのに、その中でも特異な存在と定義されている、現代世界風というありきたりな世界のPC。
特異である事が世界観的に強調されている所為で、たとえそれがPC1でなかったとしてもどうしても視点はそこに集中する。(公式リプレイのパイラーヴァのように)
しかも、どうやらシステム面でもフォーリナーがいないと厳しいように設計されているようだ(と思っていた)。
せっかく「無茶苦茶なごった煮」が可能なシステムで、一つの世界に固定で焦点が当たってしまうというのがどうしても不満で、馴染めませんでした。

しかし、このセッションはそれがあくまで偏見でしかない事を認識させてくれました。
まず、ハンドアウトフォーリナーが影も形も無い。
そして、戦闘データは詳しくはわからないのですが、根源属性に固執せずに、それ以外のシナリオ的ギミックで戦闘が進行したこと。
その辺りの演出も実に私好みで、演出重視のゲームとしてかなりの満足度でした。

惜しむらくは、データが全て出揃ってから振ったライフパスから振ってきた設定を、データ面で消化できなかった辺りか。
設定はデータで保管してこそ華という主義をプレイアビリティの為に曲げてしまったのはやや反省。
とはいえ、あそこまで行ってからデータ作り直しますと言うのも時間が足りないし、口にしてすぐに作り直せるほどルールに精通しているわけでもない。
今まで買わないでいたカオスフレアのサプリも買おうかなぁ……。
やっぱりカオスフレアの楽しさも、膨大なデータから来る再現性の高さだと感じる。