TRPGのレベル

レベルと言っても、システムに保障されたキャラクターレベルとかそういうお話でなく。
ここのところmixiを中心に騒がれたり聞き流されたりしてる某発言について、大元も読まずに便乗してみようかと思います。

端折って言うと、TRPGをやっていてレベルが低かったのTRPGをやる資格がどうのという話らしいです。
てか、その程度にしか興味ないっす。
それだけの情報から主観を垂れ流してみます(いつものことだ)。

結論から言うと、私はTRPGをプレイするにあたり、PLのプレイングの、GMのマスタリングの、レベル格差というものは存在すると思っています。
というか、思い返してみれば当然のように、自分の経験でわかるんじゃないでしょうか?

初めてTRPGに触れた時と、二年ほどのキャリアを経てきた今とで、まったく同レベルのプレイをしているかどうか。
少なくとも、初めてTRPGに触れたあの頃よりは格段に上手くなっていると、さすがにそれくらいは誇れる程度にはなってます。比べる相手も自分ですしね。
経験値を積めばレベルが上がるのは、ある意味当たり前で。

ただ、思うのは、少なくとも現実世界での経験値ってヤツは、総合レベル換算ではなく、技能取得制でレベルアップしていくんだなぁ、ということ。

TRPGにも、ひたすら演技力を求めて経験値を割り振って来た人もいれば、システムをクレバーに使いこなすデータ運用技術に苦心してきた人もいるでしょう。
そうすると、総合レベルは同じでも各種技能はまったく違う構成になっているわけで。

で、TRPGのレベルだの参加する資格がどうのという人に限って、特定の技能のレベルの高い低いだけで判断する人が多いのではないかな、と。
まあ、かくいう私もその一人なのでそう思うのですが。
「〜が出来ないからダメだ、レベルが低い」って考え方が強い気がするのですよね。

まあ、人間なのだから好き嫌いも趣味嗜好もあって当然なのでとやかくは言いませんけど、やっぱり、「求める技能」が極端に違う人と同じ目線で楽しむのは難しいです。
少なくとも私は、せっかくテーブルを囲んでみんなで遊ぶのに、「自分のことは自分でなんでもすること」なんて求められたら息苦しくてやってられませんが、協力よりも自分のできることを最大限にやりきることに重きをおいて賞賛しあうプレイを好む人もいるようですし。
(以前、一人で登場してるシーンでは他PLに相談することも許されないというプレイを実際に体験したことがある)

演技力や推理力、判断力など求めればきりがありませんが、私にとって一番大切なのは「協調性」。
自己犠牲によってでも、卓全体が楽しんで終われれば、それでいい。
全員が「相手を楽しませよう」と考えて行動をしていれば、自分が楽しむ方法を考える必要なんかないくらいに、相手に楽しませてもらえるはずだから。
……えてして、一方通行になって相手だけ満足して帰る事が多かったりするんですけどね。