芯(信)

仕事がいい感じにデスマーチに差し掛かっていて頭が飽和状態でネタが出てこない今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。
そんなわけでしばらく更新頻度が下がります…まあ、忘れられない程度には書きますが。

しばらく、本屋が開いてる時間に帰る事が出来なくて買えないままだったBoA3rdリプレイ「ハイデルランド英雄譚」をやっと買ってきました。
そしてディングレイの魔核には目もくれないまま読了しました、「まことの騎士」。

なんというか、想像通りといいますか、稲葉氏の芸風はBoAの世界観にかなりマッチしてますね。
オープニングからエンディングに至るまで、ゾクゾクしました。

詳しい感想はネタバレになるので今回はあえて書かないで置くとして…今回はちょこっとPL視点で思ったことを書いてみます。

騎士道、士道、貴族の心得(ノブリス オブリジェ)…そういった存在に、私は強く憧れを持っています。
もちろん憧れているだけで、そんな立派な志を持ちあわせてはいないのですが。

それらが時代を超えて関心を集め続け、今もなお創作物の題材として用いられ続けるのはやはり、それらが共通して持つ、万人に共感される「正しさ」があるということと共に、揺ぎ無い「芯(信)」の強さに憧れを持つというのが理由になるのではないかな、と。

まあ、自分が如何に騎士道に憧れるかなんて話は割りとどうでもよくて。
自分がTRPGにおいてPLをやる時、上手く出来たな…と思えた時は大抵、この「芯(信)」が強く表現できていた時なんです。

たとえばプリプレイで予告を聞いて、その物語に絡めるキャラクターを考える。
「今日はどんなキャラで遊ぼうか」というのを早い段階でイメージできると、大抵の事は「そのキャラらしい行動」で対処するよう、シミュレートできます。
とはいえ、TRPGは全てが想定の範囲内、ということは滅多にありません。
予想外の事態で如何に立ち回るか…それを決定付けるのが「芯(信)」です。
何を信じて、何を根拠に、何をなそうとするか。
短いプレイ時間でそれを上手く表現できると、やってる自分が気持ちいい。

漫画や小説を読んでても、映画を見ていても、「芯(信)」の強い人物はめちゃくちゃ格好いい。
そういうキャラクターが、一定水準以上のクオリティーで、コンスタントに表現できるようになりたい…それが出来たらプロの作家としてやっていけそうですけど。