魔都東京200X

真・女神転生TRPGとのことです。
非常に間が空きましたが先週初体験してきました。
個人的には凄く好きなタイプのゲームでした。

システムの肝としては命運と呼ばれるヒーローポイントになるのでしょう。
ダイスの振りなおし、目標値の引き下げ、ダメージの軽減etc.かゆいところに手が届く勢いでいろいろな事が出来るのが素敵です。
やはり、ダイスを振るゲームなんだから失敗するのも運だと言って切り捨ててしまうゲームは自分は好きにはなれません。
どこでリソースを使うのかを考えながら戦略を立てていって、それでも失敗したならしょうがない…という方が面白いと思います。
そういう意味で、このゲームのリソースのバランスは(その時のマスターの腕が良かったというのもあり)秀逸に思えました。

戦闘バランスも、ルールブックに「PCのレベルが〜くらいまではこれくらいの敵を出すのが無難」というのが細かく、だけど押し付けにならない程度に書いてあって親切です。
ただ、バランスを考えてデータを探したい時に、悪魔のデータがレベル順でなく種族順なのがとても読みづらい……
他にも、スキルの表記がクラスごとではなく属性ごとであったりして、PC作成のために、ゲームブックみたいに〜ページに飛んで〜ページに飛んでとやらないといけない。
ゲームバランスは秀逸なんだけどルールブックの見辛さは色々と酷いかな、という印象です。

もう一つ、非常に好みのポイントが「ゲーム中でもガンガンレベルアップしていく」という点。
リプレイを読んでも、レベル8から始まって1話終了でレベル11とか、1セッションで1レベル上がるか上がらないかといったゲームとは比べ物にならない爽快感です。
レベルアップの頻度に耐えられるくらいにデータ面でも充実していて、組み合わせや買い物など考えていてわくわくしてきます。
大量のデータから色々と選択して、どうやったら強くなるかと考えるのが好きなデータッキーの私にはとても嬉しいものがあるシステムです。

世界観も親しみやすいし、良作のゲームだと思いました。
GMもやってみたいと思うけど、原作を全然知らない(というか原作をプレイしたのが小学校時代なので覚えてない)のでNPCのイメージがガタ崩れになること請け合いです。
………そういう原作への遠慮や躊躇があるから、コンベなんかであまり見かけなかったりするんでしょうか?

とまれ、立卓してくださったGM様、及び参加者様、ありがとうございました。